チャイルドマインダーの子ども観

2000年頃の子どもの観察記録 他

2020-01-01から1年間の記事一覧

番外:つり革

年末掃除をしてたら古いHDが出てきた。その中にこんなのがあった。 ちっこい子でもつり革を使える 以上。 良いお年をお迎えください。

086 鬼打ち豆 ひと粒問題

節分の前日、鬼打ち豆用に大豆を煎った。年中次男は味見と称してひと粒食べた。 節分当日の朝(登園前)、思い出したように「どうしよう」と言ってきた。「いくつ食べていいの?」「きのう一つ食べてしまった」と。 整理すると、幼稚園では豆まきの時に年の…

085 反省の態度

年長の次男。ちょっと注意をしたことに口ごたえをしてきた。 「なんですか?その言い方は!」 少し真面目な口調できつく言うと 「ごめんなさいでゴザル」 こういった場合長男は言葉が出ず黙り込んでいたのに対し、この次男は時としてこういった茶化した感じ…

084 『お絵かき』で『気持ちの整理』

いつもより早めに登園の支度が出来たので、ゆったりと朝の子ども番組を見ていた。虫の童謡が流れた時、バックグランドの虫のアニメをみて「鈴虫の絵をかく」と言い、紙とサインペンを持ち出してきた。 ところが描きはじめたのは戦士の絵。 背の高い戦士のパ…

083 意味があった意味のなさそうな話

年中次男が「ミミズって枯れると死んじゃうんだよね」と言ってきた。虫とりの最中ではあったけどそこにミミズがいたわけではない。夏場、家の前のアスファルトに土から出てひからびているのはよく見かけるが、なんの脈絡も無いこの問いかけに「そうだね、カ…

082 小5の園児との接し方

小学5年の長男は学校での未就学児検診の手伝いとして、園児達の誘導にあたったらしい。動物のプラカードをもって先導したっていうことだけど・・・その時の長男の話。 プラカードに描かれている動物に名前をつけさせたりして、少し騒がしくしいたところ、同…

081 散歩で疲れさす

子どもに体力があるのはあいがたいこと何だけど・・・幼稚園から帰ってきて、公園へ連れ出し、ひとしきり遊んでかえってきても、昼寝や夕寝をせずに「ゲームしよう」「ブロックやろう」と遊びまくる。 年中次男の話。 そこで公園の行き帰りの手段をいつもの…

080 心に寄り添ってばかりはいられない

我が家の長男は小1〜小3くらいまでの夏休みの自由研究は家内の指導(主導?)のもと、そこそこの出来栄のものが仕上がっていた。本人には『やるぞぉ』というような意気込みはみられず、『やらなきゃいけない』『やらされている』という感じ。 4年の夏は『母…

番外:冬のお家遊び

こたつ卓球(右) こたつ卓球 左 長男(小5)とその友達(小5)がこたつで卓球。 次男(年中)が突然割り込んで・・・ネット代り。 兄たちは苦笑い・・・。

番外:漫画の読み聞かせ

前回の別バージョン。我が家では少年ジャンプは毎週購読していた。家内も含め男児2人の親子4人で回し読み。僕が息子らとやってたのが・・・漫画の文字といえばセリフと効果音。それを読んで何を読んでるか当てる。例えば「てんてんてん、ん、てんてんてん…

079 絵本の読み方

以前はてなブログで絵本の読み聞かせについてコメさせてもらったことがあるんだけど、その元ネタです。↓初めての絵本を読む時ってちょっと大変。お母さんのセリフのつもりで声色を変えて読んでたら 「…………」とお父さんが言いました。 なんてなってしまったり…

078 遊び空間の調和

5年生と年中の息子を連れ立って団地の公園にいった時の事。小学生(4〜5年生?)6人の先客がいて、公園内で三角ベースをやっていた。バットとグローブを使って球はどうやら軟球。 以前、キャッチボールの球が胸にあたった小学生が亡くなった事故に関してのニ…

077 テレビゲームは会話の材料

長男小学校5年の晩春。我が家にゲームキューブがやってきた。 世間でのテレビゲームの評価は子どもに及ぼす悪影響が心配され、とても推奨されている代物とはいえない。 しかしながら我が家にもテレビゲームの類いはあり、子どもには二歳頃から(積極的にで…

076 子どもとは信頼関係を作ることから

僕は中学の頃運動系のクラブに所属していた。三年の頃の話。 ちょっと生意気なウンタラ(仮名)とカンタラ(仮名)という二年生がいた。不真面目…というほどではないんだけど、上級生のいうことを素直にきくというタイプではなかった。特に僕なんかけっこう…

075 指示出しは具体的に

5年生の長男、連日友達を家に誘い込んでゲームキューブやスーパーファミコンに夢中になっている。その影響で年中の次男も時折ゲームをする。ボタンを押すだけのバトルものは一人でやってるときがある。 そんなある日、片づけがきちんとできていなかった。 「…

074 風船をわられない方法

年少次男が風船をわる遊びをしているとき、途中から4年生の長男が混ざってきた。 最後の一個は残しておきたかった長男は次男に、「ね、それはわらないで」と『お願い』。 ところが、次男はわる気満々で風船にのしかかってくる。 止めさせようとする兄。わろ…

073 優しさと残忍さ

次男年少の夏。当時アリ釣りと言う遊びをよくしていた。 エノコログサ(通称ネコジャラシ)等の細い茎をアリの巣穴へ入れて、つたってきた奴を引っ張りあげるという遊び。 ある日、巣穴近くを掘ってたら小さなイモムシが出てきた。息子はそれをアリの巣穴の…

072 砂場には寝転んでもいい格好で出掛ける

時折、幼稚園児に連れられて公園の砂遊びに行く。目的が砂遊びなのだから当然汚れてもいい格好。持ち物もシャベルにコップに(ガチャポンの)空きカプセル、洗面器にペットボトル。あと、タオルと水筒。 がしかし。砂遊びセットを持参してるのにも関わらず、…

071 『おじさん』という名の『おもちゃ』の話

乳児から幼児になると冒険をし始める。幼稚園児くらいの年齢が好む遊びに『お父さん登り』があるみたい。家の中でできるちょっとした冒険だね。お父さんとしてはジッとしていればよいだから、ラク。 とはいえ、支えてやるだけの体力は必要。これが、子どもの…

070 伸ばせる個性は伸ばしたいと思った話

長男のクラスメートに、些か落ち着きの無い男児がいた。授業中でももおとなしくジッとしているのが苦手みたい。 3年の授業参観の時に彼がはっきり先生に「もっと俺の事みてよ!」という発言をした場面があったんだけど、無視されていた。 図工や作文などは他…

069 『謙遜』は子どもからすると『ダメな子』

長男の幼稚園の個人面談が終わった後の事。同席していた息子に「お父さん、先生とどんな話してたかわかった?」と聞くとボソっと「(僕の事)『よわい』っていってた」。 「押しが弱くってつい人に譲っちゃうようなこころが…」という話の部分のことだろうと…

068 戦いごっこは気持ちを安定させると思う

漫画クレヨンしんちゃんはその作風から子育て関係者には敬遠する人もいるみたいだけど、我が家では推奨してる。 ただ、ネネちゃんが人知れずうさぎのぬいぐるみをぶっ叩くシーンだけは好きにはなれなかった。 が、しかしよくよく考えてみるとこれも子どもの…

067 好奇心は咎めない方が良いと思う

小雨の中、4年生の長男が走って帰ってきた。傘は持っていたのにさしてなかった様子。なんでそんな事をと問い詰めると、 「下校のチャイムがどこまで聞こえるかやってみたんだ。で、なり終わりそうだったンで、走ったら傘が邪魔になって。十字路をこえた50メ…

066 『いけないこと』も考える力と捉える

4年生の長男の机の上に妙なものをみつけた。プラスティック性の定規や分度器をセロテープで繋ぎあわせている。とうてい授業に使うものには見えなかったので「大事な文房具をこんなに粗末にあつかって!」と、一瞬叱ろうかとも思ったがとりあえず聞いてみた。…

番外:子どもの『ガス抜き』について

小学生を預かって遊ばせるボランティアをやってるんだけど、遊びのメニューの一つに声出しダッシュというのを取り込んでます。声出をしながら(叫びながら)決まったラインまで走るというただそれだけの遊び。叫ぶ言葉は紙に書いて見えない様に袋に入れて子…

065 悪気のない嘘は発想の豊かさ

4年生の長男。学校から帰宅するなり「うちよ塾に行ってくる」とノートとペンケースを持って出掛けて行こうとしたので「勉強か?まさか〜?」と思いながら聞いてみたら、『う』クンの家で『ち』(自分)と『よ』クンが集まって漫画をかくんだって。 そういえ…

064 片付けのさせ方工夫も台無しに

ウルトラマンや仮面ライダー、それらにでてくる怪獣や怪人の人形は大きめな一つのプラ箱に一纏めに入れている。 ぜーんぶ出してひとしきり遊んだ後、そろそろ片付けさせようとした時、「じゃ、投げていれるね」と年少の次男。全部収納できればいいやと思い投…

063 タオル地の心安らぐぬいぐるみ

我が家には飾り物として、家内が昔作っていたタオル地の小さなぬいぐるみがいくつかある。 ある日長男(4年生)が自分の物として、何か作ってほしいと言ってきた。 家内が、どんなのがいいか聞いたところ、「いもむし」と言って、イメージスケッチを持ってき…

062 決め事の最後の手段ジャンケンポン

家内が子ども達に「お昼ご飯、スパゲッティとホットケーキ、どっちがいい?」と聞いた。 4年生の長男は「スパゲッティ」 年少の次男は「ホットケーキ」 意見が別れた! 僕は話し合いで決めるよう言ったんだけど、こんな時はコレとばかりに「じゃんけん」とい…

061 取り敢えず試してみたってイイじゃない

11ヵ月の子。 遊びの流れの中で、「はいどうぞ」をやってみた。受け取る事ができたので、「かーして」と手を差し伸ばしてみた。これには、反応しなかった。側で見ていた初老のご婦人が「ま〜だ無理じゃないの」と言ったので、「そうですね、ヘヘヘ」って言う…