チャイルドマインダーの子ども観

2000年頃の子どもの観察記録 他

096 自己満足な指導?

小一次男の授業参観の時です。休み時間に男の子が泣いていた。友達に指をひねられたとのこと。

先生は教卓の前に二人を呼びつけ、加害者トット君(仮名)を被害者ジジ君(仮名)に謝らせた後、ジジ君に対し、叱るように指導をし始めた。

「痛い時は『痛い』って言わないと」とか

「嫌な事をされたら『やめて』って言わないと」とか、

そんな内容だった。

二人から詳しく事情を聞いていたふうではなく、自分が知った情報だけでの対処だったみたい。

 

トット君ともジジ君とも知り合いだった僕はジジ君に何があったのか聞きにいってみた。

すると「〇×〇×はなんでて言ったらいきなりひねってきた」とのこと。「〇×〇×」が何だったのかはよく聞き取れなかったんだけど、トット君がいきなり暴力に訴えってしまいたくなるような言葉だったのではないだろうかと思った。

ジジ君にしてみれば、悪気はなかったのかもしれないけどいききなり暴力で来たもんだから、もしかしたら聞いてはいけない事だったのかなと思い、言葉を濁したのかもしれない。

悪気があったのならなおさ。

「痛い」とか「やめて」といわなかったのは、『聞いてはいけない事を聞いてしまった反省』があったから?

……な〜んて考えると、先生の指導は更に追い討ちをかける言葉でしかなかったんじゃなかろうか。

いじめの対象にならないために拒絶の言葉を使えるようにするのは大切な事かもしれないけど、この場合はピント外れの指導だったように思えてならなかった。

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茶色の環境で育ったカマキリは茶色く育つ??

 

番外:おかあさんはずるい

子どもの声を拾ったメモの中にこんなのがあった。
シュチュエーションまではメモられてないので、どんな場面だかは忘れてしまったけど、3歳半の次男の言葉。

「おかあさんはずるいんだから
 ゆるせないよ
 おこってもすきなんだから」

泣きながら訴えてたのか、
怒られた後つぶやいたんだか・・・

本人達、覚えてるかな?

 

095 呼び水からの『やる気スイッチ』

卒業、卒園シーズンの話。

長男の学校ではクラス毎にクラスメイト全員に向けた一言メッセージを書くというのがあるみたい。夕食時にそのことが話題になった。

「AはBへのメッセージ、僕のを真似たんだよ」

「フーん」

「僕が『あ〜たらこ〜たらは、ど〜たらそ〜たらだ!』って書いたら『なんたらかんたらは、どうしたこうしただ!』って書いてた」と憤慨した様子。

「Cにはアニメの歌詞を書いて、Dには『ど−したこーした』って書いてやった」

「女の子にも書くの?大変だね。Eちゃんにはなんて書いた?」

「うんたら」

「Fちゃんには?」

「ふんたら」

などと話をすすめていると、年長次男が「Gちゃんにお手紙書く」と言い出した。

 

聞くと、卒園式を目前に引っ越ししてしまうGちゃんへのお手紙という宿題があるとのこと。女の子に対してということで気乗りのしてなかった次男のやる気をくすぐったみたい。

 

食後の風呂の中では「『あーたら』って書こうかな」「『ど〜たらこ〜たら』なんちゃって」などと言葉探しをしていた。

 

長男の話がなければこうはならなかったな。

次男を救った長男との会話だった。

 

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『ウイード』的な犬

番外:あった

 

shironori.hatenablog.com

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こちらで話題にしていた『マップペン』

どこ探してもなかったのに、

ありました。

ダイソーで発見。

『しるし付けペン』っていう名前に変えて

チャコペンとして生き残ってた。

その役割に合わせて細くなってて、子どものお絵かきには少し不向きにはなってたけど、

紫色のインクは健在で懐かしかった。

 

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色が消えるペン

 

094 絵は描くものだと思う

長男が小5の冬休み、絵を描いたからコンピュータに取り込んで年賀状に印刷してくれと言ってきた。

当事『マイブーム』となっていたマンガのキャラクターがとぼけた感じで見事に描かれていた。僕は暫く考えたけど『拒否』。

 

不満な長男は抗議。ポイントは2つ

「バーチャンには作ってやってるのになんでぇ〜」

「毎年、写真を印刷してくれてるのになんでぇ〜」

 

確かに、母親に頼まれて息子の描いた干支に因んだ絵を印刷してあげるというのは慣習となっている。

その年のベストショットの写真を息子の年賀状に印刷してるのも事実。

「写真はよくて、絵はだめ」というのが腑に落ちない様子だった。

 

家内も僕に遠慮しながらも「印刷してあげればいいのにー」と長男寄りの考え。

僕は「そんなもん、一枚一枚描け」と言い

長男は「これ以上上手く描けない」とすがってくる。

僕は「それでも描け!でも、写真なら印刷してやる」

諦めた長男は例年通り写真とラフレイアウトを持ってきたので、印刷してやった。

 

友達に宛てた息子の年賀状は、印刷された写真にからめながら一枚一枚にキャラクターを描いたものだった。一枚の絵を印刷しただけではこうはならないんじゃないかな。

仕上がったキャラクターは、対象の友達ごとにポーズや台詞が変えられたとても手の込んだ、気持ちのこもったものになっていた。

 

これを見た家内は「おとーさんはこれを目指していたのね!」と納得してくれた。

めでたしめだたし。

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芋虫にされたお父さん

 

093 気分の問題

新しい水筒を買ってもらった年長次男は早速使いたい様子。

「何でもいいからいれて!」と催促

煎茶と氷を入れてやったら

「おいし〜〜」

 

同日、6年長男が帰ってきた時仕事部屋から出てきた僕を見つけ、

「お父さん、それなに?」

僕が手に持っていたのはストロー付きのスポーツドリンクボトル。

「フツーのお茶だよ」

中身は次男の時と同じ、安物の煎茶。

「その入れ物、新しいよね」

確かに、銀行のオマケでもらってきたそのボトルを使うのは今回が初めてだった。

「チョットのませて」というので渡すと、

「ウ〜ン、おいし〜」

 

器が変わるだけで味も変化するみたい。

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いのしし

 

092 小学生だって甘えてもいいと思う

夕方自転車を走らせていると、散歩の途中なのか母親におぶさっている女の子を見かけた。小学3年の顔見知りの子だったので、一瞬声をかけようと思ったが、とっさの判断でそのまま通り過ぎた。

というのも……

 

(回想)

幼稚園で同じバス停の友達と遊ぶ約束をした次男(年長)は、このまま遊びに行っていいかと聞いてきた。お迎えに来ていた相手のお母さんにお伺いをたてたところ、どうも都合が悪いらしい。

それでも子ども達の懇願に負けてなんとかしてもらえることになり、次男は家に帰らず、そのまま相手方へと向かった。

 

一人で家に帰りついた僕は先方に対し申し訳ないという気持ちが残り、都合が悪くなると聞いていた時刻前には迎えに行こうと思っていたのだった。そんなとき、ドアがあいて次男が帰ってきた。

途中でみつけたカマキリを入れる虫カゴをとりに帰ってきただけだったらしいんだけど、僕はいいタイミングと思い「今日はもうやめにしよう」と言ってしまったものだから大変。突然の遊び中止勧告に泣き出してしまった。

 

前言撤回の反省もあり中止を中止することにしたんだけど、一旦泣き出した彼は泣き止む事が出来ず、パニックは続いた。

何を言っても…

 「顔があかくなって(泣いてる事が)ばれちゃう〜」

 「どーしたら泣きやめるの〜」

 「早く泣きやまさせてよ〜」

 「顔があかくてはずかしい〜」

 「早くしないと時間が無くなっちゃう〜〜」といった調子。

 それでも何とか「ゆっくり歩いて行けば向こうにつくウチに落ち着くよ」となだめすかし、ダッコの状態で出発した。

ところが、何メートルも行かないうちに、いつもよくしてくれる近所のおじいさんが、からかい半分にあやす様子で

「あ〜かちゃん」「あ〜かちゃん」「あ〜かちゃん」と言いながら近付いて来た。

『チッ!』ってなもんだ。

せっかく取り戻していた落ち着きがパ〜。

次男は僕から降り泣きながら歩いて家に戻ってしまった。家の中では「じいちゃんがとどめをつけた〜〜〜〜」「時間が無くなる〜〜」パニックの再開。これぞ『振り出しに戻る』。

5分程の『一回休み』が入り、再スタート。今度はなんとかたどり着けたのだった。

 

何年生になろうと甘えたい瞬間はあると思う。でもそんな姿は知り合いには見られたくないんじゃないかな。僕は子どもには気安く声を掛けてしまうタイプ。僕が思う程深刻な場面ではなかったのかもしれないけど、悪気のない一言も時と場合を選ばなければと思わされた。

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ダンボールに描いたドラゴン

 

091 掃除は嫌いらしい

男の子に限った事とも思えないけど、我が家の兄弟は激しい遊びが好き。普段は6歳離れた次男を遊び相手として認めない長男も風船を使ったバレーボールやドッヂボールになると一緒になって遊んでる。それは親としては嬉しい事なんだけど、場所が畳の部屋だったりするもんだから困ってしまう。

あまりにも磨耗が激しくなってきたので子ども達にミッションを与える事にした。

「遊んだ後は掃除機をかけといてね」

すると子ども達はいやいやながらにも掃除をするようになった。

その後も同じミッションを繰り返しているうちに頻度が減り、とうとうやらなくなってしまった。

それはそれで困った話ではあるのだが………………。

 

 

我が家では仕事部屋と子供部屋が隣あってはいるものの引き戸で仕切られているだけ。僕の「子どもは閉ざされた空間においてはいけない」との方針の元、その引き戸は開けっ放し。仕事部屋も子ども部屋も廊下に面するドアも開け放し。

 

成長してきた長男はそういった環境がイヤになったらしく、5年生当たりから『独立した部屋』を要求してきた。6年のある日、真顔で「部屋のドアは閉める習慣にしたい!」と言ってきたので、条件を出した。

 「掃除は自分達でやってくれ」

すると長男は……あっさりとひきさがった。

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犬・・・かな?

 

090 大きい方を友達に譲った理由

幼児を対象にしたビンゴ大会があった。ビンゴになった子から順に中身の分からない景品を選んで行くんだけど、大きい物からはけていった。

 

別の機会に小学生を対象にしたビンゴ大会があった。進行は同じだったが、小学生達は「サーチしてやる」とか言いながら袋を触り中身を想像しながら選んでいた。さすがに小学生、「大きい方がいいとは限らない」って事を知ってる感じ。

 

次男の通っている幼稚園は園庭の一角に竹の生えているところがある。竹の子の季節には掘り出していい事になっているので、我が家の次男も習字のだるま筆のようなヤツを時折持ち帰ってくる。(これが結構食べられる)

そんな様子を年長時の担任が知らせてくれたお便りがあった。

 

「…このまえは竹の子をいっぱい見つけて、1個も見つけられなかった友達に1番大きいのをプレゼントしてあげていました。…」子ども同士でこういうやりとりがあったことが嬉しくてと書かれていたんだけど・・・

 

「一番大きいのをあげたんだ〜」って褒めるていで次男に話を振ったところ

「だって食べられないやつだったから」…だって。

 

既に『大きい方がいい』という価値観からは卒業していた。

 

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桜草

089 成長は二進一退

年中時の次男はバス待ちの時間だっこをせがんでた。特に寒い日や甘えのひどい時はバス待ち場所までのおよそ100mも『だっこ』だった。年長になってもこの状態が続くのかと思っていたところ…。

 

それまで我々一組だったところに2年保育の年中児が加わった。しかも彼のお兄ちゃんと我が家の長男とは大の仲良し。

お母さんとも見知った仲。

そんな彼らがいる前で「だっこしようか?」と次男に手を差し伸べたところ「イヤ、イイ!」とキッパリ拒絶。

年長としてのプライドなのかな?

他人との関わりで成長していく姿を見る思いがした。

 

しかし…彼らより早く到着した時などは相変わらずで……。

成長は一進一退……じゃなくて、二進一退なんだろうな。

 

 

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自転車 二輪車?三輪車?