106 雨の日の遊び
あれは次男が小三の夏だった。
一度やってみたかった事を決行することにした。
雨の中の散歩。
持ち物は特になし。
濡れてもいい格好で出発。
いつもの公園だったり、神社だったり、ハケ沿いだったり、林だったり。
林の中の少し開けた空間。
芝生の様な草原(くさはら)に仰向けに寝転んでみた。
雨を真下から見る
『うぉ〜〜』『うわ〜〜〜』っていう感じ。
僕と次男の姿を見つけて近侍に住んでた次男のクラスメイト(女子)が小四のお姉ちゃんと出てきた。
カッパ着て、長靴履いて傘さして。
「そんなことしていいの?」って、羨ましそうに。