チャイルドマインダーの子ども観

2000年頃の子どもの観察記録 他

062 決め事の最後の手段ジャンケンポン

家内が子ども達に「お昼ご飯、スパゲッティとホットケーキ、どっちがいい?」と聞いた。

4年生の長男は「スパゲッティ」

年少の次男は「ホットケーキ」

 

意見が別れた!

僕は話し合いで決めるよう言ったんだけど、こんな時はコレとばかりに「じゃんけん」ということになった。

僕としては、兄が弟をどう納得されるか。または納得させられなかった時の身の引き方というのを見たかったんだけどなんとも安易な「じゃんけん」。

がっかりしながらも要求が高度すぎるのかなと言う反省もあり、そのまま見ていた。

 

結果は長男の勝ちでスパゲッティに決定。

次男としては諦めきれていない。当然と言えば当然。かなり落ち込んでた。

 

家内はホットケーキも同時に作ろうとしてたけど、それでは今のじゃんけんが意味のない事になってしまうので止めってもらった。

しょげている次男には「ホットケーキは又いつか出てくるよ」と言う言葉を掛け、抱き上げて気分転換に別室へ。

「がまんできて偉かったね」というと、「ウン、ちょっと泣きそうだったけどね」という返事がかえってきた。

 

翌日の朝食にはホットケーキが登場した。

 

それにしても、ジャンケンて思考を止めるような気がするのは思い過ごしだろうか。

自己主張をしながらも相手のことを思いやるようになって欲しいもんだ。

ジャンケンは最後の手段としてとっておきたいもんだ。

 

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