チャイルドマインダーの子ども観

2000年頃の子どもの観察記録 他

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

070 伸ばせる個性は伸ばしたいと思った話

長男のクラスメートに、些か落ち着きの無い男児がいた。授業中でももおとなしくジッとしているのが苦手みたい。 3年の授業参観の時に彼がはっきり先生に「もっと俺の事みてよ!」という発言をした場面があったんだけど、無視されていた。 図工や作文などは他…

069 『謙遜』は子どもからすると『ダメな子』

長男の幼稚園の個人面談が終わった後の事。同席していた息子に「お父さん、先生とどんな話してたかわかった?」と聞くとボソっと「(僕の事)『よわい』っていってた」。 「押しが弱くってつい人に譲っちゃうようなこころが…」という話の部分のことだろうと…

068 戦いごっこは気持ちを安定させると思う

漫画クレヨンしんちゃんはその作風から子育て関係者には敬遠する人もいるみたいだけど、我が家では推奨してる。 ただ、ネネちゃんが人知れずうさぎのぬいぐるみをぶっ叩くシーンだけは好きにはなれなかった。 が、しかしよくよく考えてみるとこれも子どもの…

067 好奇心は咎めない方が良いと思う

小雨の中、4年生の長男が走って帰ってきた。傘は持っていたのにさしてなかった様子。なんでそんな事をと問い詰めると、 「下校のチャイムがどこまで聞こえるかやってみたんだ。で、なり終わりそうだったンで、走ったら傘が邪魔になって。十字路をこえた50メ…

066 『いけないこと』も考える力と捉える

4年生の長男の机の上に妙なものをみつけた。プラスティック性の定規や分度器をセロテープで繋ぎあわせている。とうてい授業に使うものには見えなかったので「大事な文房具をこんなに粗末にあつかって!」と、一瞬叱ろうかとも思ったがとりあえず聞いてみた。…

番外:子どもの『ガス抜き』について

小学生を預かって遊ばせるボランティアをやってるんだけど、遊びのメニューの一つに声出しダッシュというのを取り込んでます。声出をしながら(叫びながら)決まったラインまで走るというただそれだけの遊び。叫ぶ言葉は紙に書いて見えない様に袋に入れて子…

065 悪気のない嘘は発想の豊かさ

4年生の長男。学校から帰宅するなり「うちよ塾に行ってくる」とノートとペンケースを持って出掛けて行こうとしたので「勉強か?まさか〜?」と思いながら聞いてみたら、『う』クンの家で『ち』(自分)と『よ』クンが集まって漫画をかくんだって。 そういえ…

064 片付けのさせ方工夫も台無しに

ウルトラマンや仮面ライダー、それらにでてくる怪獣や怪人の人形は大きめな一つのプラ箱に一纏めに入れている。 ぜーんぶ出してひとしきり遊んだ後、そろそろ片付けさせようとした時、「じゃ、投げていれるね」と年少の次男。全部収納できればいいやと思い投…

063 タオル地の心安らぐぬいぐるみ

我が家には飾り物として、家内が昔作っていたタオル地の小さなぬいぐるみがいくつかある。 ある日長男(4年生)が自分の物として、何か作ってほしいと言ってきた。 家内が、どんなのがいいか聞いたところ、「いもむし」と言って、イメージスケッチを持ってき…