チャイルドマインダーの子ども観

2000年頃の子どもの観察記録 他

073 優しさと残忍さ

次男年少の夏。当時アリ釣りと言う遊びをよくしていた。

エノコログサ(通称ネコジャラシ)等の細い茎をアリの巣穴へ入れて、つたってきた奴を引っ張りあげるという遊び。

ある日、巣穴近くを掘ってたら小さなイモムシが出てきた。息子はそれをアリの巣穴の近くに置いた。するとアリが出てきて格闘の末、そのイモムシを巣穴へと運んで行った。それを見ていた息子は「よし、これでアリのご飯が出来た」と満足した様子。

次の瞬間

「今度は、つぶすね」といって、巣穴から出ているアリを踏み始めた。

優しいんだか残忍なんだか。

 

ただ『優しさ』も『残忍さ』も大人になったしまった僕の価値観なんだろうね。子どもにとっては極自然な行為なんだろう。

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