チャイルドマインダーの子ども観

2000年頃の子どもの観察記録 他

004 かまいたい時

子どもも「かまって、かまって」だけではなく、時として独りでいたい時間帯があるらしい。

人形でゴチョゴチョ遊んでいる所へ「チョット手が空いたから一緒に遊んでやるか」と思い、遊びに加わろうとすると「だめ」「ひとりで!(やってるの)」と邪魔にされたりしたね。
特に次男は一人遊びのマスターが早かった。

幼児が遊ぶ為の公共の小スペースなど訪れると、おもちゃの遊び方が違うって言って指導する親がいたなぁ。
二つ以上の物で遊んでいると注意する人もいる。
そういう場面を見るにつけ、創意と工夫の芽が摘まれる瞬間だと感じてしまう。
好きにやらせときゃいいのに。
独り遊びはそっとしておこうよ。

大人の世界では初対面の人と仲良くなるてっとりばやい方法の一つとして共通の趣味というのがあるけれど、子どもの世界ではそれは顕著。
初めての子と接する時はなにはともあれ相手に警戒心を解いてもらはなければならないから、まずは笑顔。
次に変顔。
同時に『動く物』『動かせる物』。
近くにボールみたいなものがあったら転がしてみるとか、ぬいぐるみがあればそれで「こんにちは」とやってみるとか、相手が何に興味をもつか探っていく。
『顔』の時点で警戒されてしまったら諦めてつぎの機会を待つんだけど。
お手玉とか、折り紙とか、紙飛行機とか、お絵書きとか餌を撒きながら。
こうやってだんだん怪しいおじさんになっていくのでした。

家内に心配されるワケだ!

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バッタを食べるカマキリ