チャイルドマインダーの子ども観

2000年頃の子どもの観察記録 他

018 叱る前には一呼吸欲しい

長男2歳、透明コップのジュースをこぼした時のこと。
いつもだと叱られるところなのに、その時は家内からもお咎めなし。
だってコップに描かれていたキャラクターを下から見ようと持ち上げてみたところだったから。


育児雑誌に、ある女性の子どもの頃の体験談が掲載されてたのを思い出したね。

地面にひっくり返っている蝉を助けようとしてたんだけど、こわくて手では触れなかった。
彼女は考えた末、小石につかまらせて起そうとしたのを、通りがかりのおばさんに勘違いされ、たいへん悲しい思いをしたと綴ってあったなぁ。
潰そうとでもしているかのようにとられたんだって。
誤解されるって辛いよね。

うちの次男は我が強くて思い通りにならないと大声で泣いて抗議してた。
その度家内は
「近所の人がこれ聞いてたら虐待してんじゃないって思うでしょうね」
「虐待されてんのはこっちなのにぃ」
などと漏らしてたもんです。
話、それちゃった……。
子どもの行為を早とちりや、勝手な思い込みで判断してる事って結構ないかな。
「こいつ、なんでそんなことするんだろう」って思ったら、『何でか』を探ろうと思う。
なにか理由があってのことかもしれないんだから。

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アブラゼミ