チャイルドマインダーの子ども観

2000年頃の子どもの観察記録 他

053 親なんて駄々こねないで動かせる

子どもの遊ばせスペースの絵本コーナーで本を読んでいると、2歳くらいの男の子が本を持ってやってきた。
読んでくれといってるのかと思い読み始めると、暫くして違う本を引っぱり出して僕の前に置いて喜んでる。
「本を出す」という「遊び」だったみたい。

また別の日、同じように本を読んでいると、別の子がやってきたので、黙読していたのを音読にかえた。
気に入らなかったらしく、自分で本を持って来た。
鉄道絵本だった。彼は「これなに?」「これは?」ひとしきり質問した後今度は自動車絵本。
やはり同じように「これは?」「これは?」と聞いてきた。
3歳位だったかな、時折自分で「ニッサンの〇〇〇〇」だとか「200系〇〇〇」と教えてくれた。

そんなふうによその子と遊んでいるとたいがい次男(3歳・入園前)がやってきて、「こっちにきて」「本は読んじゃダメ」という。
自分と遊べと。ま、当然?かな。

4歳になったある日、新聞を床に広げて読んでいたら、その新聞の上にのかってきた。
「新聞読んでるから踏まないでよ」というと、「ボクしんぶんだから、ボクをよんで」と、その場でま〜るくなった。


僕にとっては駄々こねよかナンボも有効な働きかけだった。


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チュン太郎ではない だだの雀