チャイルドマインダーの子ども観

2000年頃の子どもの観察記録 他

015 不毛な叱り方

子どもを叱る時、理詰めでくる母親を時々目にしてたなぁ。
典型的な一例を。

男の子が何かのはずみで硬いブロックを女の子にぶつけてしまった…らしい。
(母親同士は知り合いだったみたい)
男の子の母親がわが子を叱るんだけど…………。
「どうしてそんなことをするの」
「なんでそうなったの」
「こうすればああなるでしょう」
「あ〜たらこ〜たら」
「ど〜たらこ〜たら」
なんて言ってるわけよ。
怒られていることに対して泣きじゃくっている3歳くらいの子どもに答えられるわけもなく(と思う)。
それなのに、「泣いたってダメ」。
しゃくりながらあやまっている子どもに
「ごめんなさいじゃないでしょ!」
「ちゃんと反省しなさい」
……とはあまりに酷というもの。

この母親の思い描く着地点が見えなかったなぁ。
しばらく泣かした後「もうしない」という約束をとりつけて許してやったようだったけど、「もうしない」という言葉が欲しかっただけ?
それとも女の子の母親に対する叱ってますよアピール?
いずれにせよ子どもが不憫だったね。

自分が叱る時はもっと簡潔にしよ。
って思いましたとさ。

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ハチ…だな。羽ないけど