番外:蛹の目
コレはなんでしょう?
A) アゲハチョウの蛹 のつもりです。
子どもの頃住んでた家の庭には山椒の木があって、アゲハの産卵場所になってた。
高校生の頃は幼虫を毎年何匹かづつ捕まえて羽化まで世話をしていた。
初めてみた羽化瞬間の感動ったらなかったね。
時を経て親になって『あの時の感動を息子らにも』とご近所の山椒の木にいる幼虫を育ててた時のこと。
仕事机の上で飼っていたんだけど、緑の蛹になって茶色っぽく透けてきて、そろそろかな・・・って思いながら徹夜の仕事中ナンか視線を感じた。
ン?サナギ?
ヨォ〜ッく見ると、目が・・・
透けた蛹の皮越しに、アオムシから今まさに蝶にならんとしている奴が僕を見つめてるんですよ。
いや〜なんか可愛かったなぁ〜〜。
でも、今回伝えたいのは可愛さではなく、見つめていた目の場所。
どこだと思う?
頭のとこのトンガリが二つあるでしょう。
あの中に目があったんだよね。
あそこから外界を見つめてた。
このトンガリ、ツノとか触覚じゃなくって
目だったのか!
っていう驚きを伝えたかったのでした。
あっ、子どもの話、どっか行っちゃった!