チャイルドマインダーの子ども観

2000年頃の子どもの観察記録 他

100 「学校にいきたくない」に対して

小一次男のクラスに学校にいくのがイヤになった子がいた。原因は「みんなとペースが合わない」

わりとスローペース、おっとり型のドロシーちゃん(仮名)で、マイペースでいるとなかなか皆と歩調が合わない。この時の女性担任は『皆一緒にサクサク』というのを好むタイプでどうやら彼女はそれを重荷に感じ「学校に行きたくない」ということになったらしい。

次男の話によるとクラスでも「ドロシーちゃんが学校に来ないのは先生との相性が悪いから」ということになっているみたい。母親と担任は話し合いをしているようで、家内から聞いたところによると「ドロシーちゃんだけ特別というわけにはいかないから」と言われたらしい。

 

集団教育というのはそんなもんなのかなと思ってしまった。集団の中に『特別』があってはいけないんだろ。

でも灰谷健次郎なら、鹿島和夫ならどうするだろう。「学校にいきたくない」と思わせるまでの対処をしただろうか?

 

指導する側としてはみんなが同じペースだとすごく楽なんだろうけどね。

 

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甘えたい戦士?