099 クマのぬいぐるみのふり
当事僕は車の免許を持っていず、運転はもっぱら家内の担当。後部座席に僕と長男という図式。乳児の頃はク−ファンに入れていたんだけど、はみ出すようになってからは僕がシートベルト代わり。
抱いてるだけでは手に余るようになってからは、割と自由にさせていた。シートベルトもせずに。(←今では道交法違反)
ただ高速の料金所を通る時は係委員に見とがめられてはと、かたちだけでも着用させてようとしていたんだけど、面倒になってきた僕は「ぬいぐるみのふりでもしてればいいんじゃない?」
家内はそれにのってきて、「じゃあ、クマのぬいぐるみのマネをして」と。
すると長男は一生懸命両手をグ−にして頭の上にもっていき、かたい表情でジッとしてた。
中一になった彼がボソリ
「あの時は本気にしていた」
子どもの心は純真でしたというオハナシ。