チャイルドマインダーの子ども観

2000年頃の子どもの観察記録 他

095 呼び水からの『やる気スイッチ』

卒業、卒園シーズンの話。

長男の学校ではクラス毎にクラスメイト全員に向けた一言メッセージを書くというのがあるみたい。夕食時にそのことが話題になった。

「AはBへのメッセージ、僕のを真似たんだよ」

「フーん」

「僕が『あ〜たらこ〜たらは、ど〜たらそ〜たらだ!』って書いたら『なんたらかんたらは、どうしたこうしただ!』って書いてた」と憤慨した様子。

「Cにはアニメの歌詞を書いて、Dには『ど−したこーした』って書いてやった」

「女の子にも書くの?大変だね。Eちゃんにはなんて書いた?」

「うんたら」

「Fちゃんには?」

「ふんたら」

などと話をすすめていると、年長次男が「Gちゃんにお手紙書く」と言い出した。

 

聞くと、卒園式を目前に引っ越ししてしまうGちゃんへのお手紙という宿題があるとのこと。女の子に対してということで気乗りのしてなかった次男のやる気をくすぐったみたい。

 

食後の風呂の中では「『あーたら』って書こうかな」「『ど〜たらこ〜たら』なんちゃって」などと言葉探しをしていた。

 

長男の話がなければこうはならなかったな。

次男を救った長男との会話だった。

 

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『ウイード』的な犬