090 大きい方を友達に譲った理由
幼児を対象にしたビンゴ大会があった。ビンゴになった子から順に中身の分からない景品を選んで行くんだけど、大きい物からはけていった。
別の機会に小学生を対象にしたビンゴ大会があった。進行は同じだったが、小学生達は「サーチしてやる」とか言いながら袋を触り中身を想像しながら選んでいた。さすがに小学生、「大きい方がいいとは限らない」って事を知ってる感じ。
次男の通っている幼稚園は園庭の一角に竹の生えているところがある。竹の子の季節には掘り出していい事になっているので、我が家の次男も習字のだるま筆のようなヤツを時折持ち帰ってくる。(これが結構食べられる)
そんな様子を年長時の担任が知らせてくれたお便りがあった。
「…このまえは竹の子をいっぱい見つけて、1個も見つけられなかった友達に1番大きいのをプレゼントしてあげていました。…」子ども同士でこういうやりとりがあったことが嬉しくてと書かれていたんだけど・・・
「一番大きいのをあげたんだ〜」って褒めるていで次男に話を振ったところ
「だって食べられないやつだったから」…だって。
既に『大きい方がいい』という価値観からは卒業していた。