チャイルドマインダーの子ども観

2000年頃の子どもの観察記録 他

060 緊張の糸がプツンと切れた音

 長男小4、次男年少の冬休みも終盤に差し掛かった頃、家内が3晩程留守にすることになった。

3人で留守番。

初日の夕方、僕は二人を前にして「おかあさんがいない間は、二人とも、自分で出来る事は、自分でするようにしてくださ〜い」と言った。

「は〜い」と二人とも良い返事。

 

その後、「では手始めに次男クン、お布団を敷いてきてくださ〜い!」と言ったら奴めが急に泣き出してしまった。

布団敷きというのは我が家では長男の仕事となっているので、僕としては、冗談混じりに長男に促したつもりだったんだけど、次男の奴、まともに受けとめやがって……

 「まだ小さいからできないよ〜」と

『しまった!』って思った。

平気そうに見えたけど気持ちには余裕がなかったんだって気づいた時は遅かった。

『おかあさんがいない』という寂しさを我慢していた気持ちがプツンときれた瞬間だったんだ。

結果的には長男の取りなしで機嫌をなおしてもらい、『お兄ちゃんのお手伝い』という形でなんとかお手伝いを遂行できた4歳児でありました。

 

f:id:shironori:20200922001503g:plain

コケ! ちゃんと蹴爪も描かれてる!